2024/05/21
TRiSTAR第3期フェロー・斉藤 毅 准教授、Michael Lazarus 教授(筑波大学医学医療系/国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS))らの研究グループは、光によりアデノシンA2A受容体の感受性を高める薬物を開発し、マウスの側坐核に選択的に光を照射することで睡眠を人為的にリモート誘導する技術を開発することに成功しました。本研究では、光により薬物の活性を制御するオプトケミストリーという技術に着目しています。この技術は遺伝⼦改変を伴わないことから、理論上、ヒトを含むあらゆる生物に対して応用できる可能性を秘めています。
本研究成果は、2024年4月30日に、国際学術誌「Nature Communications」にオンライン掲載されました。
掲載誌情報
【題名】 Optochemical control of slow-wave sleep in the nucleus accumbens of male mice by a photoactivatable allosteric modulator of adenosine A2A receptors
(アデノシンA2A受容体の光活性化可能なアロステリックモジュレーターによる雄マウスの側坐核における徐波睡眠の光化学的制御)
【掲載誌】 Nature Communications
【DOI】 10.1038/s41467-024-47964-4
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