2024/08/22
TRiSTAR第1期フェロー・松井 崇助教、Modar Hassan 助教(筑波大学システム情報系)らの研究グループは、生体信号共有プラットフォーム「BioShare(バイオ・シェア)」を開発し、これを用いて、生体信号の視覚的共有が互いに面識のない人同士によるオンラインゲーム時の社会的存在感に及ぼす効果を検討しました。その結果、相手の心拍数と顔の動画を同時に見ることで、共にプレーした感(社会的存在感)が対面プレーとほぼ同等のレベルにまで高まることを見出しました。
本研究では、他者との心理的距離を近づける次世代的なオンラインコミュニケーション形態の開発に対して具体的な方策を提供する可能性を秘めています。
本研究成果は、2024年7月25日に、国際学術誌「IEEE Access」にオンライン掲載されました。
掲載誌情報
【題名】 Augmenting the Sense of Social Presence in Online Video Games Through the Sharing of Biosignals
(バイオシグナル共有によるオンライン・ビデオゲームにおけるソーシャル・プレゼンス(社会的存在感)の増強)
【掲載誌】 IEEE Access
【DOI】 10.1109/ACCESS.2024.3429247
筑波大学のプレスリリースwebサイトはこちら