2024/04/02
TRiSTAR第1期フェロー・松井 崇助教らの研究グループは、eスポーツ(バーチャルサッカー)を用いて観察することで、サイバー空間で行われる頭脳活動時の疲労の自覚(疲労感の高まり)と認知疲労(判断力低下)が乖離していることを証明しました。また、瞳の大きさが認知疲労の指標となる可能性が示されました。この研究により、瞳孔の収縮が、頭脳活動による認知疲労の検知や自覚を助ける神経マーカーとして役立つと期待されます。
本研究成果は、2024年3月26日に、国際学術誌「Computers in Human Behavior」にオンライン掲載されました。
掲載誌情報
【題名】 Cognitive decline with pupil constriction independent of subjective fatigue during prolonged esports across player expertise levels.
(プレーヤーの専門性を超えて長時間のeスポーツ時に主観的疲労と関係なく瞳孔収縮とともに生じる認知機能低下)
【掲載誌】 Computers in Human Behavior
【DOI】 10.1016/j.chb.2024.108219
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