2024/12/18
2024年12月5日、「“わたしらしい”研究者ウェルビーイングワークショップ」を開催しました。
(主催:筑波大学ヒューマンエンパワーメント推進局、共催:筑波大学世界で活躍できる研究者戦略育成事業大学×国研×企業連携によるトップランナー育成プログラム(TRiSTAR事業)および筑波大学研究戦略イニシアティブ推進機構研究マネジメント室)
本ワークショップは筑波大学SPRING研究発表会前に開催され、筑波大学SPRING学生×TRiSTAR事業プリフェロー・フェローの交流の場として位置付けられています。
TRiSTAR事業コンソーシアム関連機関および周辺機関から総勢21名の方が参加しました。参加者の内訳は以下です。
教員・研究者:6名(内TRiSTARプリフェロー・フェロー 3名)、 博士学生:12名(内SPRING 7名)、その他学生:2名、研究支援者:1名
参加者は3,4名程度の6グループに分かれ、各グループに1名グループファシリテーターがつき、メインファシリテーターが全体を進行しました。
ワークショップ前半は筑波大学TRiSTAR事業研究環境整備WGのURAが開発した「理想の一日」ワークを実施し、理想の一日を考えることの中から、自分のウェルビーイングの状況を見つめ、「悩みや困りごと」から課題・問題点を探ることをしました。
また、グループの仲間と「悩みや困りごと」を共有し、「解決策」を提案し、誰がどのように行動すれば、解決できるかを考えました。
後半は筑波大学 人間系 准教授 菅原大地先生がメインファシリテーターを務める「PBT」ワークを実施しました。このワークは心理療法の1つであるProcess-Based Therapy(PBT)の手法を用いて、「理想の一日」ワークで明らかになった参加者が抱える自己課題と対処方法についてネットワーク図を用いて可視化し、そのプロセスや関係性を理解するワークです。
これらの2つのワークから様々な背景がある参加者各々が“わたしらしい”「研究者ウェルビーイング」を考えました。
参加者アンケートに記載があった「研究者ウェルビーイング」のキーワードは以下でした。
「ワクワク、心身の健康、自分らしく、自分の尊重、やりがい、充実感、研究、家族、趣味、いきいき、前向き、やりたいことがやれる、悩まない人生、納得すること、時間がある」
その他にも「指標以外に自分の役に立ったか」という視点や「人生にアイデンティティを持つ」というこれまでのWSではみられない回答もありました。
また、今回のワークショップは6段階評価で平均5.37ポイントという高い満足感を得たワークショップとなりました。
最後に参加者のコメントをいくつかご紹介します。
TRiSTARの研究環境整備WGでは、Webサイトに記載していますように、
「研究者のみなさまがいきいきと研究に没頭し、互いに交流するなかで自然発生的にイノベーションがおきるようなワクワクする場所を創り出すこと」に向け一歩一歩前進したいと思います。
ワークショップに参加された筑波大学所属の研究支援者の方からの感想が筑波大学PhD向けウェブサイトに掲載されています。以下URLからご確認いただけます。
”わたしらしい”研究者ウェルビーイングワークショップ(大橋正明):研究支援者の目 – 筑波大学 PhD×FUTURE.
【開催案内】‘‘わたしらしい”「研究者ウェルビーイングワークショップ」12/5 午前